子供と大人のニキビ

少年少女であった時代、手鏡を目の前に持ってきてその中にある顔を覗きこんで、ため息をついた経験のない人がいるでしょうか。
ため息をつくごとに、一人ずつ妖精がいなくなってしまう。そんな伝説が本当だとしたら、一体これまでに何人の妖精が消えてしまったのでしょうか。
おそらく、はかり知れない数になるはずです。
なぜ、少年少女がそんなにため息をつくのか?答えは簡単です。自分の顔かたちや見た目のことに一番敏感な年頃に限って、ニキビというやつが出てくるからです。
顔も毎朝ちゃんと洗ってるのに、何でこんなことになるんだろう?なかなか答えは出てきません。

思春期の少年少女たちは抱えきれないほどの疑問を持っていて、そのほとんどに答えて上げることは出来ませんが、特にニキビのことに関しては答えて上げることは出来ます。
この時期の、いわゆる「思春期ニキビ」と呼ばれているものがなぜ出来てしまうのか、そのメカニズムは解明されているからです。
毛穴に皮脂が大量に発生して詰まってしまう。それが、原因を簡単に述べた説明となります。皮脂というのは脂肪分のことで、一生のうちで最もエネルギーのみなぎっているその時期、人の体はたくさんの脂分を生み出し、そして顔の皮膚ではそれを処理するのが追いつかなくなってしまうのです。
追いつかなくなった皮脂がそこにとどまって固まって、やがて熱を持って周りに炎症を起こしてしまう。それで、皮膚が一部分、腫れたように赤くなってしまうというわけです。
エネルギーを抑えきれずに仕方なく出来てしまうものであるというわけで、上では「宿命のようなもの」と書いたのです。
なお、この時期は身体の新陳代謝も盛んで、古い細胞は新しい細胞にどんどん入れ替わり、ニキビは放っておいても清潔にさえしていれば収まっていきますし、やがてエネルギーの噴出を抑え、皮脂をコントロールすることも出来ていきます。
キレイに消えていくので、ニキビ跡についてはそれほど心配することはないわけです。

ただ、少年少女とニキビとの付き合いは、それで終わるわけではありません。彼ら、彼女らが大人になったとき、今度はその名も「大人ニキビ」と呼ばれるものが表れてくることがあるからです。
大人になって出来るニキビは、思春期ニキビのように消えるのを待っていればいいというものではありません。こちらは宿命的に出来るものではなく、発生を防ぐことが出来るものだからです。
大人ニキビが出来てしまうのは、清潔さが足りなかったり、ストレスを溜め込んだりしてしまったためです。そして出来てしまったあとには、少年少女の頃に比べれば弱くなっている新陳代謝のパワーが落ちている大人のニキビは、ニキビ跡を作ってしまうことが多いのです。
そういうわけで、大人ニキビをキレイに治すには、皮膚科のクリニックに行って治療してもらう必要があります。皮膚科では、大人ニキビを消す治療が行われ、ニキビ跡を治す治療も行われているのです。